今日も今日とて、人間様。
「マイブーム」「ゆるキャラ」など、数々のカルチャーワードの生みの親でもある、みうらじゅんさん。
何だかモヤモヤした時や、手持ち無沙汰な時、みうらさんのインタビュー記事やYouTubeを見る事が多い。とことん気が抜けていて、でもしっかり芯があって、ダメダメで笑えて泣ける。みうらさんが発する言葉や紡ぐ活字に、魅了されている人は多いと思います。
僕が好きなのは、仏教の話も好きなんだけど、やっぱり比較三原則の話。
「『過去の自分』と、『親』と、『友達・知り合い』この3つと比較しなかったら、ものすごく楽なんだけど。比較しちゃうんですよね。」
30歳を超えた辺りで、ネットでみうらさんのこの記事を見て、何が自分にとって幸せだったのか、何が本当はやりたい事だったのか、どんな人と付き合いたかったのか、どんな人生を歩みたかったのか。そういった大切な事ですら、自分以外の誰かや何かと比較して答えていたような気がして、ゾッとしました。それでも、気がついたら誰かの持っているものに憧れてしまったり、自分の今の状況を不満に思ってしまったり。仏教でいうところの、【空】の領域なんてあまりにも遠すぎて、自分はダメだなとまた負のスパイラルに陥ったり。そんなことを繰り返していくと、不思議なものでだんだんそんなパターンにさえ耐性がついてきてしまって、「あ、そろそろくるぞ、核爆弾、もとい、比較爆弾。」みたいな感じで、一応、事前に防災頭巾を被れるくらいにはなってきました。
「いちいち一つ一つの行動に理由なんてない。◯ソみたいに生きて、◯ソみたいに死ぬだけだ。」みたいな、oasisのギャラガー兄弟が言いそうなロックな事もたまに思ったりもするのですが、可愛い娘を見ていると、「◯ソとか言っちゃいけないな、そんな人とだけは娘は出会って欲しくないな。」と思ったりもするので、結局、我が身と我が子だけは可愛い人間様なようです。
そうこうしている内に、この間、どうやらソロとして音楽活動を始めて10周年迎えてしまったようで、ちゃっかりライブなんかをやらせてもらって、しまいにはライブ配信なんかもさせてもらって、なんだかんだ幸せを感じている自分がいたりして、心の中ではまだまだ青いなと思っていると、翌日、財布を失くしている事に気付いたりして。ざまみろと。
背負える責任はどんどん背負って、要らない自分はどんどん捨てて、ドモフルンリンクルもびっくりな凝縮具合で歩んでいければと思いますね。思っている時点で捨てきれてないんでしょうが。
無為自然!
蟹穴主義!
頑張らずに頑張れ恵太!
恵太
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